SAからのお知らせ

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月刊グラン「SAだより」から

2013年6月号

 先月号のこのSAだよりで、ナビスコカップ鳥栖戦翌日の福岡市内の大濠公園、福岡城跡での桜まつりのことを書きましたが、翌週は、私たちのホーム、瑞穂陸上競技場でも満開の桜を楽しむことができました。原稿の締め切りの都合もありまして、今月号にも書かせてもらいますが、グランパスサポーターたちは2週間続けて桜を楽しめたのです。3月30日(土)、J1リーグ第4節湘南戦のことです。ご存知の方は多いと思いますが、瑞穂陸上競技場周辺の山崎川沿いは、名古屋市内でも有名な桜の名所のひとつです。
私たちは試合のつど、全国各地の各スタジアムに行きますが、桜の時期にはどこが良い、紅葉の時期はどこに行きたいなどと自由に季節や行きたい場所を選べません。それどころか、桜の満開時期にホーム瑞穂陸上競技場で試合が出来るのは、すぐに思い出せないほど久しぶりのことでした。今回、この満開の桜で迎える相手チームは、湘南ベルマーレでした。実は、Jリーグのスケジュールが発表された直後からSAにも多くのメール等が届きました。「初優勝のセレモニーが嬉しかった。」、「優勝決定後のグランパスコールやピクシーコールに感動しました。」、「湘南にお礼の気持ちを伝えられないか?」等々...。
そうですね。2010年にグランパスが初優勝したのが、アウェイの湘南のスタジアムで、湘南サポーターやスタッフの方々の配慮や協力のおかげで優勝セレモニーを心から楽しむことが出来ました。しかも、当時の湘南はJ2降格が決まっていたにも関わらず、彼らからのグランパスコールやピクシーコールを受け、感動しながらエール交換したのでした。今回、湘南が3年振りにJ1に戻ってきて、その時以来の対戦だったので、多くのグランパスサポーターから改めて感謝を伝えたいと言う意見が多く寄せられたのでした。当然、感謝の気持ちとは別で、キックオフ直前にエールの交換はどうか?とか、試合後の雰囲気にもよるんじゃないか?とか言った賛成案も反対案もあったのは、事実です。開幕前からクラブも含めて何度も確認し合って、数日前に決めました。前夜に歓迎と感謝のメッセージ幕を作り、アウェイ側湘南サポーターの入口に貼りました。グランパスサポーターの気持ちは伝わった様で、湘南サポーターたちも急きょ一発幕を作成し、選手紹介時に応えてくれました。おかげで、試合結果とは関係なく、忘れられない幸せな日になりました。

さて、試合は前半45分に田口選手のスルーパスを玉田選手がゴール前への飛び出しで受けて、相手ゴールキーパーを浮かしてかわす、技ありのゴールで先制しました。後半41分には、センターライン辺りで相手ディフェンダーからのパスミスを玉田選手が直接受けて、そのままゴール前に持ち込みました。矢野選手がディフェンダー3人を引き連れて出来たスペースに飛び込んだ小川選手にパスをわたし、そのままゴールが決まりました。相手のミスに付け込み、玉田、矢野、小川選手のコンビネーションが機能した見事な、そして、喉から手の出るほど欲しかった追加点でした。特に昨シーズンをけがで思うようにプレーできなかった小川選手の完全復活を宣言する様な、サポーターたちも待ちに待ったゴールでした。この勝利は、本当に大きかったと思います。第3節までの悪い流れを流しさっても余りあるほどのチームやサポーターたちに勇気と自信を与えた勝利でした。

続く4月3日(水)のナビスコカップでアウェイのFC東京戦をスコアレスドローで終えたグランパスは、3日後の4月6日(土)にJリーグ第5節として、アウェイで柏戦に臨みました。この日は、6日から7日にかけて日本中に注意が呼びかけられていた、いわゆる”爆弾低気圧”の日で、天気予報よりも少し早く、15時ころから雨が降り出しました。ただ、17時からの試合だったため、大雨には降られましたが、風の影響はほとんどありませんでした。しかし、試合後に名古屋を目指して帰路についた私たちが、東京、神奈川、静岡で対した”爆弾低気圧”には、車のワイパーも利かず、路上には水があふれ、台風以上の嵐でした。サポーターたちにとって試合中の雨は、濡れてしまえば気にならなくなります。今回の柏戦も雨は降り続いていましたが、風が出てくる前だったので、まだまだ大丈夫です。ただ、そこに風が出てきたり、気温が下がってきたりすると大変です。医務室に運ばれる人が出てくることもあります。逆にここ数年は暑さ対策が叫ばれてもいます。ゴールデンウイークが明けた今は、暑い夏が近づいてきています。サポーターのみなさんも、自分の体調等を十分に考え、可能な範囲で選手をサポートしてくださいね。さて、柏戦に話を戻しますが、今回は、テレビ放送等の都合で、17時からの試合だったため、”爆弾低気圧”の直撃は避けられましたが、しかし、試合には結構な嵐が吹き荒れました(苦笑)。試合開始、まず3分。田口選手が蹴ったコーナーキックをゴール前ながらフリーで待っていた田中輝希選手が頭で合わせました。3日前のナビスコカップのFC東京戦で、ゴール前でフリーのヘディングを外してしまい、この柏戦でゴールが決められなかったら坊主だと闘莉王選手に言われていたとか、いなかったとか...。その田中輝希選手がJリーグ初ゴールを挙げました。待ってました!ただ、せっかくのイイ気持ちをもう少し、満喫していたかった。田中輝希選手のゴールの1分後にディフェンスが崩され、同点にされてしまいました。しかも、その10分後の前半14分にもディフェンスがゴール前で左右に振り回されて、1対2と逆転されてしまいました。ああ、雨も強くなってきました。そんな、前半のロスタイムに相手選手が2枚目のイエローカードを受けて、退場しました。後半になり、10人になった柏を攻めて、後半4分に田口選手のフリーキックから増川選手が頭で合わせて、早々と同点になりました。その後も10人の柏を攻め続け、何度もゴールに近づき、雨も気にならなくなりました。ところが、ほとんど引いて守っていた柏の選手のうち、たった2人だけの攻撃陣にボールを奪われ、そのままゴールを決められて2対3に...。10人の相手に必死で攻めるグランパス。もう、大雨も嵐も気になりません。相手ゴール前への波状攻撃から、玉田選手がボレーシュートを決めてくれました。結局、勝ちきることはできず、3対3で引き分けました。その4日後、4月10日(水)のナビスコカップでは、リーグ戦でも未勝利で苦しんでいる大分に引き分けてしまい、予選突破も黄信号が灯りました。しかし、まだ、あきらめる訳にはいきません。この4月の鹿島戦、5月の新潟戦にすべてをかけます。

さて、私たちのグランパスは、4月の7試合に続いて、5月も6試合が行われます。この5月には、ナビスコカップの予選の結果が出てしまいます。みなさん、6月にはリーグ戦も中断期に入り、グランパスの試合も見られなくなりますよ。今月の残り試合に悔いの無い応援をしてください。開幕直後悪い流れを選手たちは変えてくれました。中断前のこの5月を選手たちと力一杯戦いましょう!ぜひ、スタジアムにお越しください。一緒に戦いましょう!そうです。がんばれ!じゃなく、がんばろう!!です。


2013年5月号

 突然ですが、みなさんにとって、今年の春は寒かったですか?暑かったですか?長かったですか?短かったですか?本来ならば、多少の地域性などの違いはあるでしょうが、みなさんからの回答が正反対のバラバラになることは考えにくいですよね。しかし、このところの気候は、本当に想定外だと言えます。3月でありながら、北海道で記録的な大雪が降ったかと思えば、関東などでは25℃以上の夏日も記録しました。同じ地域、例えば私の住んでいる名古屋でも、コートが手放せない寒い日が続いたり、エアコンが恋しくなる様なほど暑い日が続きました。いやいや、3月12日の様に同じ日でも、朝は0.3℃と寒く、昼間は17.7℃と暑いくらいで、1日の寒暖の差が15℃以上なんて日も目立ちました。


3月23日にナビスコカップ予選リーグ第2節のアウェイ鳥栖戦で勝利して気分を良くした私たちは、翌日、福岡市内の大濠公園、福岡城跡に花見に出かけました。私たちサポーターも毎年の様に九州に来てますが、時期は選べません(苦笑)。しかし、今回は、3月22日の福岡地方の満開と同じ時期に恵まれましたので、せっかくのこの機会を逃す手はありません。大勢の花見客でにぎわってました。しかし、福岡城跡(舞鶴公園)の「さくらまつり」のメインイベントのひとつとして、夜毎ライトアップとともに特別開放される予定だった天守台に昼間でさえ入れません。正しく言えば、天守台の記念オブジェの作成途中でした。そうなのです、街中のポスターやチラシによると、「さくらと城壁のライトアップ」は、3月28日(木)に点灯式を行い、さくらまつりが終了する4月7日までのメインイベントだったのです。しかし、会場内で配られていたチラシ等によると、さくらまつりの開催期間が、3月22日から31日までに変更されていました。異常なほどに暖かかった気候に桜たちも、自治体等の関係者たちも振り回されたのです。想定外の出来事に準備していたさくらまつりの日程自体を変えた自治体等関係者たちの決定力、実行力には驚きました。想定外のことがおきたときにどうするのか?対処方はいろいろとあると思いますし、意見も分かれると思いますが、実施する予定を変えることは、とても勇気のいることだと思います。

いろいろなメディアやサポーターの中でもいろいろな意見が出ています。当然、サポーターたちの意見は、それぞれが解説者となった身勝手な持論にすぎません。だから、想像もできない様々な意見があって、面白いとさえ思います。それらの中心は、グランパスのフォーメーションについてです。いわゆる、3バックや4バックと言う戦術です。そう、今シーズンのグランパスは、スポーツセンターの練習だけでなく、タイでのキャンプでも、一貫して3バックを練習してきました。トヨタプレミアムカップやテストマッチ等の試合でも、すべて3バックで準備してきたのです。しかし、開幕戦で、いきなり4バックに変更しました。また、昨年、チームを救ってくれた闘莉王選手のフォワードでの起用ですが、私も先月号のSAだよりに”フォワードの”闘莉王選手は、もういないと書きました。その先月号が発売されたその週の週末に先発で、”フォワードの”闘莉王選手が復活...(苦笑)。それらの勇気がいる決断を早くもしなければならなかった3月を振り返ってみましょう。

3月2日Jリーグ第1節は、ホーム、豊田スタジアムでむかえる開幕の磐田戦でした。磐田の前田選手にシーズンの初得点を決められたチームは、6年連続でJ2に降格していると言う、いわゆる『前田の呪い』として注目されました。しかし、他の選手にゴールを決められてしまい、結果は、1対1の引分けでした。しかし、試合後に前田選手以上に話題をさらったのが、牟田選手でした。入団1年目ながら、1桁の背番号「3」を手にしただけでなく、開幕戦で先発出場も果たしました。今シーズンの楽しみが増えました。そして、この試合の後半5分にチームの中心的存在の闘莉王選手がけがで退場してしまい、3バックで台頭する牟田選手に代わって、阿部選手が加わって4バックにしたのでした。次週、第2節のアウェイ浦和戦では、その闘莉王選手が出場出来ずに逆に国内のライバルチームからの大型補強をした浦和の新しい選手たちの活躍で完敗でした。スコアこそ、0対1でしたが、大きな差を感じました。そんな状況の中、第3節のアウェイ甲府戦では、さらなる驚きがありました。まずは、闘莉王選手のフォワード復活と牟田選手が遠征メンバーから外れたことです。そして、その牟田選手の代わりにしかも先発に抜擢されたのが、同じく入団1年目の本多選手でした。ご存知のように本多選手は、愛知県一宮市出身で、グランパスユースに所属しており、磯村選手や田口選手と同期でした。阪南大に進学後もさらに実力をつけて、今シーズンからグランパスに入団してくれたのでした。さて、試合は進みましたが、なかなかチャンスは訪れません。フォワードに闘莉王選手を配した超攻撃型布陣ですが、ボールが来なければさすがの闘莉王選手も得点は出来ません。しかも、甲府は退場者が出てしまい、30分以上も10人で戦うことになりましたが、グランパスは攻めきれませんでした。試合はそのまま流れ、後半ロスタイム、90+4分に田口選手のフリーキックを甲府のゴールキーパーがキャッチミス!そこにつめていた本多選手の左足が先に届きました。当然、ゴール裏も大爆発!!開幕戦からこの第3節までの3試合、盛り上がりも少なく、モヤモヤとしていました。この試合もこのまま引き分けていたら、チームもサポーターたちもど~んと重い空気になっていたと思います。これまでのすべてのマイナスを本多選手は一瞬にして、大爆発に変えてくれました。本当に本当に助かりました。確かに相手ゴールキーパーのキャッチミスによるゴールです。しかし、この相手ゴール前につめていなければ、得点できません。初先発、初出場、初ゴールの離れ業、本当に”持ってる本多選手”に期待しちゃいますね。

自分たちを取り戻してきたチームは、ナビスコカップの予選第一節、第二節で、玉田選手に続いて、新加入のヤキモフスキー選手と矢野選手にゴールが生まれました。藤本選手のけがは痛いけど、だんだんと役者が揃ってきました。少々、ドタバタに感じた想定外の対応もすべて良かったこととなるでしょう。さぁ、がんばりどころの4月に入りました。Jリーグもナビスコカップもこの4月5月が大切です。上り調子の選手たちに負けないように私たちもがんばりましょう。選手とともに戦いましょう!!

 

2013年4月号

 2013年シーズンが開幕しました。今年もまた、私たちの名古屋グランパスは、この一年を全力で走り抜けるために準備をしてきました。昨年、思うような結果が残せず、今シーズンは3年ぶりにACLにも出場できませんでした。そのため、グランパスは、3月2日のJリーグの開幕戦まで、じっくりと調整ができたのでした。1月下旬から動き出したチームは、2月4日から17日までの間、タイでキャンプを行いました。キャンプ地であるチェンマイは、タイ北部の最大都市で首都バンコクから飛行機でも1時間以上かかるほど離れています。タイでは、サッカーが人気で、特にJリーグは、昨年からテレビ放送がされていて、注目のリーグとなっているそうです。今シーズンは、名古屋グランパス以外にも磐田、C大阪、湘南の4チームがタイでキャンプを行いました。昼間には、30℃以上になる暑いくらいの気温の中、午前と午後に練習を行い、また、2度の練習試合を経て、16日にはバンコクでトヨタプレミアムカップが行われました。今回が3回目となるこの大会は、過去に湘南と仙台が出場しましたが、タイの強豪の前に敗れています。今回、グランパスが対戦したブリーラム・ユナイテッドは、仙台と同じEグループとして、今年のACLにも出場しています。そのブリーラムに対してグランパスは、前半、後半とも藤本選手のゴールで、2対0で勝ち、幸先良いスタートを切りました。前半は、玉田選手とのコンビで、後半は、スルーパスから技ありのループシュートで魅せてくれました。さぁ~、その左を放てジュンゴ~♪そして、守備では、元日本代表の楢崎、闘莉王選手のゴール前の壁に新入団選手の牟田選手も起用され、無失点に抑えました。もともと、増川、ダニエル選手とともに安定している守備陣ですから、期待は高まりますよね。

さて、3月2日に豊田スタジアムで、第1節磐田戦が行われました。9日にアウェイで第2節浦和戦、16日にアウェイで第3節甲府戦と、このSAだよりが読まれるころまでの3試合の結果に注目していました。スタートダッシュは大切だとよく言われますが、この3節までの3チームは今年のグランパスを占うのにちょうど良い対戦相手だと思います。まず、磐田は昨年の順位は中位ながら、開幕戦にはめっぽう強く、その開幕戦に特別相性の良い前田がいます。2節の浦和は、昨年も上位でありながら、さらに積極的な補強を行って昨年よりも攻撃的なチームになっており、優勝候補にも挙げられています。そして、3節の甲府は、ご存知のようにJ2をぶっちぎりで優勝し、今年からJ1に昇格したばかりの力も勢いもあるチームです。このタイプも違い、力もある3チームとどう戦うのか?どんな結果を残すのか?これは、2013年シーズンを占う大きなポイントになると思いますが、きっと、この3試合を無事に乗り越えてくれているでしょう。この3試合の翌週からナビスコカップが始まります。20日にC大阪戦、23日に鳥栖戦とJリーグの間の一週間に2試合が行われるのです。このナビスコカップも始まって、今シーズンのスケジュールは、ACLがありませんが、国内の試合だけでもかなり厳しい日程になっています。それは、ワールドカップのブラジル大会が来年に迫り、代表戦が増えるからなのです。6月にプレワールドカップとも言えるコンフェデレーションズ・カップが行われるので、Jリーグは5月25日第13節のあとは、7月6日第14節まで、中断します。そうです。1ヶ月半近くも試合が行われないのですから、他の月のスケジュールが過密になってしまうわけです。特に4月にはナビスコカップで水曜日のアウェイが2試合、7月にはJリーグで水曜日のアウェイが2試合、水曜日の豊田スタジアムが1試合が組まれています。そして、九州への遠征ですが、大分戦、鳥栖戦にナビスコカップの鳥栖戦もありますので、3試合あります。しかも、いわゆる春休み中だったり、夏休み中だったり、しかも、大分戦は水曜日開催です。日帰りって訳には、いかないですよね。そして、第18節7月31日から最終第34節12月7日までは、ほぼ毎週試合が行われます。う~ん、これはこれで、嬉しい悲鳴でもありますが...(苦笑)。

さて、グランパスSAでは、今シーズンもスタジアム全体からの一体感を持ったサポートを目指して、ホームゲームでの勝利は、もちろんですが、ホームゲームでの観客動員と選手に伝わるサポートにこだわっていきます。昨年のグランパス20周年記念試合では、「豊スタ超満員計画!!」実行委員会を立ち上げ、可能な限りの活動を行いました。関係者の方々からも多くのねぎらいや感謝の言葉をいただきましたが、私たちは全然納得していません。豊田スタジアムの満員を計画しておきながら、達成できなかったからです。だから、今シーズンは、もっと計画的に考え、再び挑戦したいと考えています。昨年のような20周年記念試合やオリンピック、注目の永井選手等のプラス要因はありませんが、昨年の失敗や原因を踏まえて、経験をプラスにしていきます。また、いろいろと皆さまのご協力が必要になりますので、ぜひ、よろしくお願いいたします。そして、選手に伝わるサポートといたしましては、ゴール裏からだけでなく、メインスタンドやバックスタンドの皆さんからもご協力をいただいて、ピッチ上にいる選手たちを包み込むような、肌でホームスタジアムを実感できるようなサポートをしたいと考えております。そのためには、「豊スタ超満員計画!!」に限らず、まずは、多くの方々にスタジアムに来ていただきたいですし、「グランパスの成績はいつも気にしているよ!」って方には、選手たちが一生懸命、汗を流している姿も気にして欲しいです。そして、「たまに試合は見に行ってるよ!!」って方には、どうか、可能な限りで結構ですので、力いっぱい声援を送ってください。手拍子を届けてください。思っているだけじゃ、伝わりません。たとえば、皆さんもご両親に数々の感謝をされて見えると思います。でも、その思いも、口に出して伝えなければ、伝わりません。「お父さん、いつもありがとう。」、「お母さん、本当に感謝しています。」、「お父さん、お母さん、大好きです!」。私自身、原稿を書きながら、少々照れくさくもなりましたが、改めて口に出して伝えようと思います。きっと、間違いなく伝わると思います。(「どうしたんだ、お前、熱でもあるんじゃないか?」と、言われそうですが...)前にも、このSAだよりにも書きましたが、恋愛とも同じで、好きなだけでは伝わりません。どうですか、みなさん?あふれる想いをピッチで戦っている選手たちに伝えてみませんか?しかも、大声で口に出せば、仕事等での日ごろのストレスも吹っ飛んでしまいますよ!最初は少し恥ずかしいかもしれませんが、きっと、選手たちは結果で応えてくれると思います。そうです。選手たちと一緒に戦っているのも実感できますよ。

昨年、得点をチームで一番あげた永井選手も2番目にあげた”フォワードの”闘莉王選手もフォワードにはいません。正直に言いますが、楽なシーズンではないと思います。でも、個人の能力だけでなくチームとして戦って、それらの個人の能力が生きてこれば、間違いなく強く魅力あるサッカーが出来ます。優勝が狙えます。今シーズンは、一ヶ月半近い中断による
過密スケジュールの一年ですが、選手たちは必ず応えてくれます。私たちも選手に伝えましょう!選手と一緒に戦いましょう!そして、秋には選手と一緒に笑いましょう!!今シーズンも、一緒によろしくお願い致します。

2013年3月号

  昨年末、12月6日から16日まで、クラブワールドカップ(FCWC)が日本で開催されました。ご存知の方が多いと思いますが、世界中を欧州、南米、北中米カリブ海、アフリカ、オセアニア、アジアの六つの地域に分けて、各地域の代表と開催国の7チームで争われる国際サッカー連盟(FIFA)公認の世界一のサッカーチームの決定戦です。この世界一のチームを決める試合が昨年まで2年間は日本での開催でしたし、約半数の試合は、私たちのホームである豊田スタジアムで行われました。私は、このSAだより等で何度も、この世界一を決める公式の大会にグランパスが出場してほしいと訴えてきました。2014年に行われるワールドカップは、国対国の試合ですので、サムライブルーこと日本代表が国の期待を背負って戦います。しかし、このクラブワールドカップは、世界中のクラブ(チーム)対クラブ(チーム)の対戦です。これは、いわゆる親善試合ではなく、国や地域や何よりもそのチームを愛する世界中のサポーターたちの期待を背負った真剣勝負です。出場することができたら、私たちのグランパスを国際舞台でそのまま応援できるのです。世界の名だたるクラブと真剣に対戦できるチャンスですし、世界中の人たちに私たちのグランパスの魅力を知ってもらえる大チャンスです。グランパスがこのクラブワールドカップに出場するためには、アジアのチャンピオン、すなわちACLで、優勝しなければなりません。ただ、昨年の様に日本で開催される場合のみ、開催国枠がありますので、日本の場合はJリーグで優勝すれば、出場することができたのです。実際、一昨年は柏、昨年は広島がJリーグで優勝して、開催国枠で出場しました。しかし、グランパスが優勝した2010年はドバイ開催でした。みなさんも考えてみてください。世界大会にグランパスが出場するだけでなく、私たちのホームで試合が出来たのです。真っ赤に染まった豊田スタジアムで選手たちの躍動する姿が、世界中で放送されるチャンスだったのです。このクラブワールドカップは、今年から2年間の2014年まではモロッコで開催されますので、来年のACL優勝を目指して、お金を貯めてリーグ戦に臨みましょう!

このクラブワールドカップは、2005年から行われており、それ以前は、トヨタカップと呼ばれる欧州チャンピオンと南米チャンピオンの世界一決定戦が、中立国である日本で25年間にわたって行われていました。幸運にも私はこのトヨタカップの時代から現在のクラブワールドカップでドバイ開催の2年を除く15年以上も決勝戦を観戦できているのですが、昨年は、それらの毎年の決勝戦でも出来なかった貴重な体験が出来ました。コリンチャンスのサポーターは、熱いことで有名な南米の中でも一番熱いサポーターで”コリンチアーノ”と呼ばれており、今回の大会では、その”コリンチアーノ”を十分に体験できました。欧州チャンピオンのチェルシーとの決勝戦は、68000人ほどが収容できる横浜国際でしたので、観客の3~4割にあたる20000人ほどの”コリンチアーノ”が詰め掛け、選手と一緒に戦っていましたが(笑)、準決勝のアフリカチャンピオンのアルアハリ戦が行われた12日は、豊田スタジアムで観戦した約31500人のうち7~8割にあたる22000人以上が”コリンチアーノ”でした。(試合後にみかけた観光バスは、なんと100台以上!!)たとえば、クラブワールドカップでは、世界的な人気チームで熱狂的なサポーターたちで埋め尽くされたとしてもスタジアムの雰囲気が変わるまでのことはありませんでした。一緒に観戦していた欧州等で何試合も観戦経験のあるサポーターも、「チャンピオンズリーグのホームゲームでないとここまでの雰囲気は経験出来ないです。本当に日本じゃないみたいですね。」と地元で経験できたことに驚いていました。また、別のサポーターは、「サポーターが本当に選手の力になってるのがわかった。」と感動してました。この驚きや感動は、スタジアム内だけでありません。横浜や豊田の街や電車の中ででもどこからともなく、チャットが聞こえてきました。試合でも、ゴール裏だけでなくスタンドのあちこちからチャットが歌われだし、すぐにスタジアムを包み込みます。良いプレーには、スタジアム中から拍手と歓声が送られ、相手選手にファールでも受けようものなら、大ブーイング!!コリンチャンスの選手が惜しいシュートをはずした時には全力で悔しがり、ゴールが決まったときには、大大大爆発!!本当にサッカーが好きで好きで、チームを愛しているサポーターたちが、選手たちと一緒に戦ってチームを後押ししているのがわかります。このコリンチャンスの試合を直接観戦された方なら、理解いただけると思いますが、ピッチ上の選手たちと完全に一体化していて、まさにスタジアムごとのコリンチャンス劇場でした。私たちも瑞穂陸上競技場や豊田スタジアムで、こんなサポートがしたいですね。

話は変わりますが、グランパスの練習場にいかれたことがある方なら、ご存知の方が多いと思いますが、最寄の駅である名鉄豊田線の三好ヶ丘駅前に教会の様な建物があります。カリヨンハウスと呼ばれる駅前の商業施設で、2階にはカリヨンと呼ばれ親しまれた喫茶店がありました。このカリヨンハウス自体がみよし市に売却されることになり、カリヨンはカリヨンハウスの裏の駐車場辺りに「Cari cafe」として、新築されました。このカリヨンは、食事類にボリュームがあってJリーグ初期の頃から、グランパスの選手、関係者やサポーターたちが昼食に利用する練習場付近の一番の有名店で、多くの選手たちのサインやグッズ等が飾られていました。先日、SAのスタッフたちとこの「Cari cafe」に寄って来ました。昔と変わってしまって少々残念ではありましたが、メニューの一部に懐かしい料理が残っていて、思わず注文しそうになりました(苦笑)。新しく綺麗な「Cari cafe」もこれから、新しい歴史が出来ていくことでしょう。

昨年一年間、スポンサー等の関係で中断しておりましたSAツアーですが、今シーズンからバスツアーを基本に復活することになりました。メールやホームページ等にSAツアーの復活やリクエスト等をご要望いただいておりました皆さん、本当にありがとうございました。改めまして、よろしくお願いいたします。ホームの試合だけでなく、アウェーでも選手を後押しできるよう、ぜひ、ご参加下さい。基本的にグランパスSAのホームページからお申込みいただくのが一番スムーズだと思いますが、FAXでもお申込みは可能です。また、ご不明な点がございましたら、メールかお電話で、グランパスSAまでお問い合わせ下さい。みんなで、アウェーでも、選手と一緒に闘いましょう!!

さて、試合日程やツアーの予定がわかってくるとシーズンインが実感できて、嬉しくなってきますよね。(リーグ戦やナビスコカップの水曜開催が多いのは、悲しいですけれど...涙)開幕まで、あと一ヶ月をきりました。チームも始動しましたし、メンバーも決まりました。選手たちは、キャンプなどの準備を始めています。私たちも長いシーズンを乗り切るため、しっかりと準備をしておきましょう。選手と一緒になって、グランパスの力を見せてやりましょう。まずは、スタートダッシュです!!そうです、Unlimited-不屈の挑戦-で挑みましょう!!

2013年2月号

 新年明けましておめでとうございます。
今年もグランパスサポーターのみなさまにとりまして、最高の一年でありますように心からお祈りいたします。

さて、いつもより早い年末の締め切りの都合で、天皇杯準々決勝以降のグランパスの活躍を細かくお伝えできませんが、結果を残せなかったリーグ戦やナビスコカップ、ACLの悔しさを晴らすことができた爽快な天皇杯だったはずです。準々決勝の玉田、永井、闘莉王選手のフォワード揃い踏みのゴールラッシュや準決勝での楢崎選手のスーパーセーブや藤本、小川選手のミドルシュート。そして、決勝では、金崎選手の先制ゴールに吉村選手の決勝ゴール!!いやぁ~、誰もが涙しましたね。そんな忘れられない元旦国立競技場での感動の天皇杯優勝の予感し、ピタリと当てたのは、私だけではなかったと思います。この天皇杯優勝によってゼロックススーパーカップとACLへの出場権を手にしたグランパスの2013年は、リーグ戦だけでなくナビスコカップやACLも初制覇する、そんな一年であると信じています。

さて、タイトル総なめとなるはずの2013年ですが、まずは、2012年シーズンを毎年の恒例として振り返ります。良かった点を続け、悪かった点を反省し、今年に活かします。2012年シーズンはJリーグの開幕戦3日前にACL城南一和戦がありました。2010年にACLを制覇し、アジアチャンピォンになっているグループステージ最大のライバル城南一和と瑞穂陸上競技場で対戦したあの一戦です。早くて正確なパス回しで揺さぶりをかけてくる城南一和に対して、楢崎、闘莉王選手を中心とした固い守備でリズムを作ったグランパスは、少ないチャンスを活かして2対1とリードして試合終了を迎えようとしていました。そう、そこで昨年最初の”事件”が、いやこの場合は”事故”がおきてしまいました。ロスタイムも使い切った最後のプレーで、ゴールを背にした選手のオーバーヘッドキックのセンタリングにゴールを背にした選手のオーバーヘッドキックのダイレクトシュートが決まってしまいました。ゴールの笛の音と同時に試合終了の笛の音が吹かれ、誰もが「キャプテン翼の様なマンガの世界」と、表現していました。一生のうちに一度でも見ることが出来ない様な信じられないアクロバティックなプレーで、勝ち点3を逃してしまいました。そして、3月10日にJリーグが開幕し、豊田スタジアムで清水と対戦しましたが、今から振り返れば、ACLとJリーグのそれぞれの開幕戦2試合に昨年一年間の苦悩が凝縮されていたような気がします。この試合は、ケネディ選手のペナルティキックによって1対0で勝ちましたが、ホームゲームながら清水に主導権をとられ、玉田、藤本、中村直志選手の3選手全員が怪我による退場で、ピクシー監督としても、戦略的に選手交代を指示できませんでした。そうです。後半ロスタイムの失点と主力選手の怪我と言う2012年の悪魔のキーワードが早くも記されたのでした。

ACLでは天津泰達に3対0で快勝し、相手サポーターからの妨害で試合が中断するほどの完全アウェーを経験するなど2勝4分けと無敗ながら2位でグループリーグを突破しました。今年こそと意気込んだラウンド16の一発勝負で、0対1で負けて、夢と消えました。ナビスコカップは、準々決勝からの登場のチャンスも活かせず、ホーム&アウェーの合計で4対4ながら、アウェーゴール数で敗退してしまいました。確かに過密日程で、選手たちの疲労もピークに達していました。ACLのグループリーグ最終戦とラウンド16の間に行われたJリーグでは、仙台に0対4、C大阪に0対1と3シーズンぶりに連敗をしてしまいました。けが人が続き、攻撃や中盤の主力選手が足りなくなってしまい、苦しんだピクシー監督の撃った手は、闘莉王選手のフォワード起用です。ナビスコカップの清水戦で、まさかのフォワードで先発した闘莉王選手は、その清水戦に続いて、Jリーグ札幌戦でもゴールを決め、また、次節の神戸戦ではハットトリックを上回る4ゴールを決めました。ただ、ディフェンスの要を失った守備は安定を欠き、降格争いで苦しんでいるG大阪や新潟にともに0対5と大敗してしまいました。そんな状況の戦い方に意見する人も多く、苦しんだシーズンでしたが、このピクシー監督の采配のおかげで降格争いを逃れたと私は思います。1年を通して降格圏内で苦しんでいた札幌、G大阪、新潟の3チームに負けて、取りこぼしをしてしまい、優勝した広島戦でのホームもアウェーも後半ロスタイムに失点して勝ち点を失ったようにいわゆる90分+αに失点し続け、一年間で公式戦12試合もの悔しい思いを数えました。日本代表の主力をようし、J1リーグの全チームの中で一番得点も多く、得失点差も”+2”だったG大阪がJ2に降格し、降格圏のチームへの取りこぼしを重ね、リーグ戦10試合ほどの後半ロスタイムの失点を繰り返していたグランパスは降格争いをすることもありませんでした。不思議ですが、助かりました。でも、ミラクルは2年も続きません。同じ過ちは出来ませんよね。

昨年、グランパスサポーターもいろいろとありましたが、何と言っても一番なのは、みなさまにもご協力をいただきました8月18日の20周年記念試合『8.18豊スタ超満員計画!!』です。7月からの1ヶ月半の間だけでしたが、サポーターのチカラを十分に確かめることが出来た活動でした。この経験をプラスにするため、グランパスの観客動員に貢献するため、(満員達成時のビール解禁のため?)、今シーズンも集客にこだわってみたいと思っています。どうかみなさん、その時には、また、チカラを貸してください。ご協力をお願いします。

さて、2013年シーズンは始まっています。開幕前で試合の無い1月、2月も、各自で出来ることを考えてみてください。当然、「名古屋グランパスのことを毎日考えて、もっともっとグランパスを好きになる!」ってのもアリですよね。今シーズンも名古屋グランパスのために一緒にがんばりましょう!!

  

 

 

2013年1月号

 試合終了後、会う人会う人の誰もが、まるで約束でもしていたかの様に同じ言葉を交わし合いました。「今シーズンを象徴するような試合だったね。」良い意味にも悪い意味にも解釈できるこの言葉は、11月24日第33節、豊田スタジアムでの鹿島戦後のサポーター、スタジアムやクラブ関係者、マスコミの方々など、会う人同士の合言葉でした。前半7分にゴール前でディフェンダーのミスから早々と失点してしまい、いきなり1点のリードを許しました。なかなかチャンスが無かったのですが、前半25分に田口選手のフリーキックから、増川選手がヘディングでシュート!大きな体をたたみ込むようにしながらも、頭での技ありのゴールでした。これで、流れが変わる.....はずでしたが、10分後の前半35分に縦パス一本からシュートを打たれ、ゴールキーパーが弾いたボールを押し込まれてしまいました。当然ながら、グランパスのゴール前なので、ディフェンスの選手の数も多かったのですが、たった2人の相手に簡単にやられてしまいました。後半に入り、ホームスタジアム中の更なる大声援を受けたグランパスですが、鹿島に比べて動き出しが遅く、必死さもあまり感じません。伝わってきません。ほとんどの競り合いに負け、セカンドボールも拾えません。後半には数回しかなかったチャンスも生かすことができず、そのまま1対2で負けました。グランパスにとって、今シーズンは思うような成績が残せない中、最後の目標としていた3位になって来年のACL出場権確保するためには、絶対に落とせない試合でした。逆に今シーズンはナビスコカップに連覇しながらもJリーグで苦しんでいた鹿島ではありましたが、ここ一番の力を見せ付ける様に集中し、最終節を前に残留を決めました。結局、名古屋は合言葉の通り、どうしても負けられない試合に同じように負け続けたのでした。しかも、今シーズンのホームゲームも8勝6敗3引き分けとかろうじて勝ち越しているものの、豊田スタジアムでは、3勝4敗2引き分けで、開幕から3連勝のあと、5月以降の6試合は、1勝もできませんでした。昨シーズンのホームゲームでは、1年間に1敗しかしていませんでしたし、サポーターたちもホームゲームにこだわっていましたので、今シーズンの結果は残念でなりません。締め切りの都合で、最終節の浦和戦はわかりませんが、勝利していると信じています。でも、鹿島に負けてしまったので、自力では3位になれません。そのためには鳥栖と柏がそろって負けなければなりません。信じて、天命を待つしかありません。


そして、もうひとつ、気になるのが、残留争いです。残り1試合を残して鹿島、磐田、大宮が残留を決めましたが、C大阪、神戸、G大阪、新潟の4チームの内2チームがJ2へ降格します。このSAだよりが読まれている頃には、決まっていますが、グランパスが苦しめられたこれらのチームと何か違いがあったでしょうか?特にシーズンを通して降格圏内だったG大阪と新潟には、ともに0対5の大敗を喫するなど、正直言ってそれほどの力の差は感じませんし、一緒に残留争いをしていてもおかしくなかったと思います。だから、来シーズン、グランパスが残留争いをしないためにも、まずはホームゲームの勝利にはこだわり、今年達成できなかった、ここ一番の大切な試合を確実にモノにしなければなりません。そして、来シーズンこそは、今年と違う良い意味での合言葉、「今シーズンを象徴するような試合だったね。」を交わし合いたいものです。

11月17日第32節アウェー磐田戦の試合前、練習のためにゴールキーパーが姿を現すと、ゴール裏からは楢崎選手のチャントと「俺らの誇り これからも共に」の横断幕が揚げられました。そうです。この試合で、楢崎選手はJリーグ500試合を達成したのです。日本のプロサッカーリーグであるJ1リーグは、今年20周年です。その20年間をさかのぼってみても、過去に1人しか達成者はいません。楢崎選手は、史上2人目の大記録なのです。言うまでもなく、ゴールキーパーとしては初めてのことですが、そもそも、数々のフィールドプレーヤーを押しのけて、ゴールキーパーで達成すること自体が奇跡に近いと思います。フィールドプレーヤーであれば、途中交代等で出場時間に関係なく、出場の機会は多々ありますが、ゴールキーパーは、けがでもしない限り、試合中に交代することは、ありません。1試合に付き90分間のフル出場が基本です。だから、500試合はほとんど90分間ピッチに立っているということです。いゃあ~、濃いですねぇ~(笑)。その楢崎選手の濃さを知っている選手たちも、磐田戦の勝利と共に楢崎選手を祝いました。そして、名古屋のサポーター達も次節のホームゲーム、豊田スタジアムでの鹿島戦前に「NA 1 RA」のマスゲームで祝いました。楢崎選手、本当におめでとうございます。そして、またまだ、これからも名古屋のためによろしくお願いします。

11月23日、ビックニュースが届きました。ストイコビッチ監督の契約更新です。グランパスサポーターには、大変嬉しい継続です。ひと安心の方も多いのではないでしょうか?みなさんも同じだと思うのですが、現役時代からの魅力は、数々の魅せられるプレーだけでなく、勝利へのこだわり、その姿勢です。今シーズンはけが人が多すぎて、メンバーが固定できないどころか、ポジションによっては選手が足らなかったため、思うような采配が出来なかったと思いますので、来シーズンこそ、Jリーグでの優勝に導いて欲しいと思います。私たちも全力でサポートします。監督と一緒に全力で戦いましょう。

来シーズンへの思いと期待が続きましたが、今シーズンも、まだ、天皇杯が残っています。12月中に3試合を勝ち続け、元旦の国立を目指しましょう。個人的には、昨年、今年とJリーグ優勝を逃し、豊田スタジアムでのクラブ・ワールドカップに出場出来なかった事が悔しくて成りませんが、次の日本開催に期待するしかありません。だから、今は、この無冠の2年で唯一のタイトル獲得が残っている天皇杯を必ず制しましょう!サポーターのこだわりの2012年シーズン最後のチャンスです。グランパスは、2010年Jリーグ初優勝以降、1つもタイトルを手にしていません。選手を始め、スタッフの皆さん、ここ一番で勝てなかった今シーズンの悔しさをぶつけて優勝しましょう!サポーターたちも本気です。グランパスにかかわるすべての人の心をひとつにして、新しいグランパスの時代を迎える元旦に天皇杯を掲げましょう!!

※天皇杯が準決勝、決勝に進んだ場合のみ、SAツアーが復活します。ホームページ等をチェックしてください。

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